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*ADMIN* 妄想&その他

2024

0516
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2009

0218
誰の誕生日かは、おいといて(笑)
需要のほとんどないガトアムを妄想してみます。
正直な話、ガトーとアムロの場合、何をどうやってもガトー×アムロな関係になるとは思ってなかったりします。互いに恋愛感情が湧くとは思えないっつーか。だからこそ、火の無いところに水煙をたてるように!…ガトアムをいろいろ妄想してみたりするわけです(笑)世界中の人が消えて、互いに二人きりになっても恋人同士になるとは思えないガトアムですが、身体の関係だけなら、あっさり持つような気がしないでもありません。互いにスポーツ感覚みたい?割り切ったドライ系な愛情はあるような、無いような。シャアとかコウが知ったら激怒するかも。若干、爛れた妄想は置いときまして、二人を強制的にお付き合いさせるためには強制的な舞台背景が必須と考えている模様です。そんなんだったら付き合わせなくてもいいんじゃない?という疑問は、考えてはいけません。


■夢にも思わない■

ガトーは最新鋭機のテストパイロットに選ばれた。それは希望通りだったのだが。
まさか亡命技術者親子の世話係になるとは、夢にも思っていなかった。

独立を目指すガトーの祖国は、宗主国と緊張関係にあった。どうしても軍事的なアドバンテージを握りたい祖国は、一人の天才技術者をスカウトした。技術者は、自分の開発するMSが正当な評価を得る事を望んだ。彼の希望は叶えられ、彼のMSに乗るためにガトーは選ばれた…はずだった。
まさか自分よりも優秀なパイロットがいるだなんて。誰が想像しただろう。天才技術者の息子は、父の開発したMSを自在に乗りこなし、自らが改良を加える技術者兼パイロットだった。
彼らのもとに来たガトーは、自分が不用な存在ではないかと思った。しかし、彼らは切実にガトーを必要としていた。自分たちの…世話係として。
「アームーロー…っ!マグネット・コーティングに成功したぞ!」
「どれくらい速くなったの?数値を見せて、父さん」
「ふふふ、驚くなよ…!」
「それは、朝食を食べてからにしてください、博士」
軍服の上にエプロンをまとい、フライパンとターナーをもってガトーはキッパリと言った。テーブルの席から腰を浮かせていたアムロは慌てて椅子に座りなおすが、テム・レイ博士の方は聞いちゃいない。
「これでガンダムは、さらに反応速度が速くなる…!」
「その前に朝食が先です」
「………」
動じないガトーの言葉に、しばし固まったテム博士は大人しくテーブルに座った。
MSオタクな親子の世話は、もはやガトー以外の誰にも見れないと判断されている。最高の技術者でもある親子は、MS以外のことをあまり考えていない。寝食を忘れるだなんてよくあることで、ガトーがくるまで数回、病院送り(栄養失調・睡眠不足)になったという前科をもっていた。
現在のガトーの任務は、親子の世話とアムロの模擬戦パートナーだった。
もくもくとベーコンエッグとトーストを食べる親子を見ていると、なんだか虚しい気分がしないでもないが、自分のポジションを誰かに明け渡そうなどという考えは、ガトーにはない。最新鋭のMSに乗れて、最強クラスの敵と戦うことが出来る。MSパイロットとして、自分がどれほど恵まれているのかガトーには解っていた。敬愛するかつての上官や、親友であるかつての同僚、自分を慕ってくれるかつての部下たちから、どれほど懇願されても、ガトーは現在のポジションから移動すまいと心に決めているのだ。上司がMSオタクな天才技術者で、同僚もMSオタクな天才パイロットという居場所に、ガトーは心から満足していた。
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