2007
ライトノベルが好きです。コバルトもビーンズも電撃もファミ通も、その他もろもろ、ライトノベルコーナーは本屋に入るとチェックします。最近、いろんな文庫が創刊されてて、選びがいがあるといいますか。でも、小説の種類のバリエーションは減って、類型パターン化されてきたような気もします。
ライトノベルから撤退したと思ってた小学館が、再び参入した新文庫。ルルルとガガガ。…続ける気、あるんでしょうかね…。しかし、そこで意外なモノを発見してしまいました。
ナンシー・スプリンガー著 『エノーラ・ホームズの事件簿~消えた公爵家の子息』
ライトノベルから撤退したと思ってた小学館が、再び参入した新文庫。ルルルとガガガ。…続ける気、あるんでしょうかね…。しかし、そこで意外なモノを発見してしまいました。
ナンシー・スプリンガー著 『エノーラ・ホームズの事件簿~消えた公爵家の子息』
…ナンシー・スプリンガーといえば「アイルの書」シリーズです。ハヤカワFT文庫の。『白い鹿』が好きでした。表紙がなんというか微妙な本でしたが。「リフト・ウォー・サーガ」も復刊でイラストな表紙になった今こそ「アイルの書」も現代風なイラストにして復刊して欲しいと願ったりなんかして。ちょっと脱線しましたが、懐かしい作家ということと、設定が面白そうだったので購入しました。
実際、面白く読めました。ライトミステリな話だったし、活劇もそこそこ入ってて、何より、主役のヒロインがいいです。ホームズの年の離れた妹という設定ですが、気合の入った14才でした。日本のライトノベル作家には、彼女のような毅然として自立した少女を書くことは、難しいだろうなと思います。背景となる19世紀の描写も細かくて、いい感じでした。ただし、この作品は児童書として出されたものらしいので、ご都合主義や多少の無理はあります。その辺りが気にならない方は、どうぞお楽しみください。
ところで「リフト・ウォー・サーガ」の復刊は喜ばしいのですが、一つ心配もあります。…外伝も、復刊してくれるのでしょうか?「リフト・ウォー・サーガ」の外伝『帝国の娘』、大好きなんですよ。運命に翻弄されながらも、のし上がっていく逞しいヒロインにしびれて、憧れます(笑)
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