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*ADMIN* 妄想&その他

2026

0118
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2009

1208
今月中に、受けることになりました…胃カメラ飲んだことないのに。何処かが悪いわけじゃなく、検診をうけろという上司命令でした。4月から先延ばしにしてきた自分が悪いんですが。胃カメラを飲みたくなかったんだもん…。


アムロがシーフードカレーを食べ終えて、食後のコーヒーを飲む頃。エルダー・ヴァンパイアのハリーを従えて、颯爽とシーマが店に現れた。長い黒髪を結い上げて、どこかで見たことのある濃い色あいの上質なスーツをまとっている。細い黒縁の伊達メガネは、彼女を優秀な女実業家に見せた。
「プラダを着た悪魔」
呟いたアムロに、シーマは嬉しそうな笑みを向けた。
「わかってくれて、嬉しいよ。悪魔に悪魔と呼ばれるのも悪くない」
ハリーが当然のように引いた椅子に座ると、シーマは楽しそうだった。昼日中に呼び出されたハリーは、ヴァンパイアらしく覇気がない。UV加工されたスポーツウェアをまとい、フードをかぶっていたとしても。赤いサングラスはきちんとかけているため、奇妙ないでたちだった。
「それじゃあ、話を始めようじゃないか」
シーマが指をぱちんと鳴らすと、奇妙な感覚が一同を包んだ。秘密を守るための魔法がかけられたのだ。彼らがいることを知っていても、誰も彼らには注意を払わないし、話を聞こうともしない。完全に隠れるよりも、その場に紛れてしまう、高度なカモフラージュだった。
「ヴァンパイアが狩られている」
ヴァンパイア女王の親衛隊長ハリー・オードは単刀直入に言った。
「ヴァンパイアは敵が多い。狩られるのも珍しいことではなかろう」
ガトーの言葉に反論するかとおもいきや、ハリーは同意するように頷く。
「その通りだ。我々の敵は多いし、自ら敵をつくる輩もいる。だが中には人外のコミュニティに馴染み、平穏に暮らしている者もいるのだ。今回、狩られる対象にされているのは、彼らだ」
「ヴァンパイアが平穏に暮らしているだなんて、誰が信じると思う?」
シーマの嘲るような声音に、ハリーは反応しなかった。
「証明するのは、我々ではない。君には伝手があるだろう、アムロ・レイ。満足いくまで調べてみるがいい。これが被害者たちのリストだ」
ばさりとテーブルに置かれたファイルに、アムロは手を伸ばさない。赤いサングラスの下にあるハリーの目をさぐるように、言った。
「早とちりの馬鹿は、どうして俺を知ってたのかな?」
「彼らは、君を知っていたわけではない。ウォーカーがいるという噂に踊らされたのだ…ヴァンパイアの中には、相変わらずウォーカーを脅威として見る輩がいるのでね」
「女王は、どう思っている?」
アムロはハリーの意思は確認しなかった。ハリーが恐ろしいほど女王に忠実だと知っていたので。
「もうじき人工血液の研究が完成する。その時に、我々は歴史に登場することになるだろう。今はその準備で忙しい。外に敵を作る余裕はない、と女王は考えておられる。むしろ今は協力者がほしいと」
女王の言葉を代弁するハリーに、ガトーが口の端を歪めつつ告げる。
「妖精や人狼が、ヴァンパイアに手を貸すと思っているのか?」
「ウォーカーが我々に手を貸してくれるなら、一考してくれるのではないかな?」
ハリー・オードは、アムロを見つめていた。ヴァンパイアの視線は危険だ。エルダー・ヴァンアパイアともなれば、視線に魅了の魔力が宿る。ハリーは赤いサングラスで自らそれを封じてはいたけれど。たとえサングラスがなくとも、ウォーカーに魅了の魔力は通じない。昔からウォーカーは人の群れに紛れ影から支配するヴァンパイアを見分けることができた――それが、二つの種族が対立するきっかけだったのだろう。
「俺はウォーカーの代表じゃない。だからといって、他のウォーカーの存在を教える気もない。このファイルは借りていくよ。お望み通り、調べさせてもらう。それでヴァンパイアは俺に何をさせたいんだ?」
ファイルを手に取ったアムロが問うと、ハリーは真剣な顔で言った。
「犯人を捜して欲しい…殺人犯と、誘拐犯を」
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