2009
せめて三日は頑張りたいです。進んでませんが…orz つ、続けることにきっと意味が…!
窓か、と思った次の瞬間、派手な音がして窓ガラスと窓枠が内側に爆ぜた。コウが驚愕に振り向くよりも先に、アムロは行動していた。相手は2人。コウを庇っている余裕はない。幸いなことにコウは新米とはいえ人狼だ。そう簡単に死ねるものでもない。相手がヴァンパイアだとしても。
事務室のドアを開け放ち、整備工場へ移動する。せっかく整えた書類やデータのつまったPCのある事務室を戦場にしたくなかった。仮にたて篭ったとしても、どうせヴァンパイアにドアを破られるのだ。
ヴァンパイアは危険な存在だった。だが、どのように危険なのか理解している者は少ない。魅了の魔力をもっていたり、犠牲者の血を吸うことが危険なのではない。ヴァンパイアと戦うときに、最も注意しなければならないのは怪力とスピードだった。人狼と戦う時と似ている。どちらも治癒能力をもち、致命傷を与えるには一撃必殺でなければならない。さもなければ、持久力で劣るアムロに勝ち目はない。
後を追って事務所の外にでてきたコウが、唸り声を上げた。
黒いレインコートを着た二人のヴァンパイアが襲ってきた。アムロの手には、銀の弾丸入りの銃があった。ヴァンパイアを滅するためには、首を落とすか心臓に杭または銀を打ち込まねばならない。最近のヴァンパイアは、アラミド繊維の防弾チョッキを着てる場合もあるから、やっかいだ。身体を狙えば、無駄弾になる可能性があった。伸びてくるヴァンパイアの爪を転がって避ける。爪の先に引っかかった壁は、バターのように簡単に抉れた。アムロは、ヴァンパイアではなく虚空に向けて銃を撃った。何もない空間に、予定調和のようにヴァンパイアの頭部が現れる。自分の眉間に迫る銀の弾丸を、ヴァンパイアは信じられず避けきれない。頭部への損傷は、さすがのヴァンパイアでもしばらくは行動不能になる。
仲間が倒されたのを見て、コウとつかみ合いになっていたヴァンパイアが叫んでいた。
「忌々しいハンターめ!我らは倒されはしない!」
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