2007
自分に照らして見ると良くわかりますが、16~22までの7年間って重要だと思うのです。他人とぶつかったり、いろんな事を学んだり、悪いことをしたり、そりゃもう数え切れないくらいイロイロなことがあって成長する、青春って言葉がぴったりな時代。それが、アムロにはなかったのです。監視され、他人と関わりあうことを許されず、大人と社会の冷たさを味わなければならないなんて、虚しい。まさしく生き地獄…。TVでカツとかクワトロとかに批判されてたけど、よくあの程度ですんだな、と思います。CCAでナナイに「優しさを勘違いしている」みたいなことを言われてましたが、むしろ優しさを失わなかったことが奇蹟です。「贈る言葉」の、人は悲しみが多いほど人には優しくできるのだから、というフレーズを思い出します。しかしCCAのアムロが優しい人間であるほどに、切なくなります。アムロは、かつてララァに指摘されました。「故郷も家族も愛する人もない」と。CCAにおいて(ベルチルバージョンは除くとして)アムロは相変らず孤独な人間です。軍から離れることが出来たならば、もっと違う人生もあったと思うのですが、赤い人の存在がそれを許してはくれなかったのです……と、アムロのことを考えると寂しくなってしまうのでした。
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